「豚にやさしい」が、
「人にやさしい」肉をつくる。
野菜の畑は、目に見えるけれど、
豚舎は、なかなか見えない。
だから、わたしは育てる過程だけでも
オープンにしたいと思います。

養豚は与える水とエサ、
そして、病気の予防が重要です。
ここ羊蹄山麓は、もともと雪どけ水のきれいな地域。
清流がルーツの飲用水を与えています。

抗生物質など注射の投与回数は最低限にとどめ、
母乳本来の抗体を生かしてたくましく育つよう配慮。
豚舎環境もストレスのないよう努めています。

エサは小麦が豊富な純植物性飼料。
臭みが少なく素直な肉質は、
オレイン酸も高く、味わいも評判です。

ソーセージやベーコンなど加工製造は、
勝手知ったる職人の手で。
化学調味料や人工的な添加物は使いません。

それは、めしあがる方の健康を思ってでもあり、
ここで育つ豚への感謝と礼儀ではないかとも思うのです。